消すタイミングがわからない
去年のグループワークで一緒だった人、短期バイトで同じシフトだった人、イベントで盛り上がって連絡先を交換した人。
もう連絡を取っていないのに、まだ友だちリストに残っていませんか?
削除するのもなんだか気まずくて、結局そのままになっている。そういう人、多いと思います。
思い返すと、連絡先を交換した理由って意外とシンプルでした。
「次の課題の締め切りっていつだっけ?」と聞きたかった。「次の講義までに何準備する必要がある?」を確認したかった。「今日撮った写真を送ってほしい」と思った。
仕事ではないけれど、やりたかったのは 「業務連絡的」なコミュニケーション です。目的があって、用件がある。それだけ。
メールは面倒だし、チャット形式のほうが楽。でも、みんなが使っているのはLINE。だから結局LINEで連絡を取ることになる。
そうすると「友だち追加」が必要になります。
用件だけのつもりが、友だちになってしまう
LINEで連絡を取るには、お互いを「友だち」に追加しなければいけません。
でも、友だちに追加するということは、単なる連絡手段を超えた関係性が生まれるということです。
- プロフィールが見られる
- ステータスメッセージが見られる
- タイムラインの投稿が見られる(見られる設定なら)
- いつでもメッセージを送れる(送られる)
業務連絡的なやり取りがしたかっただけなのに、プライベートな情報が相手に見えてしまう。逆に、相手のプライベートも見えてしまう。
用件を超えた関係に、いつの間にか踏み込んでしまっている。そんな感覚はないでしょうか。
リアルの世界では、「内と外」を自然に分けています。仕事の相手には仕事用の顔、友人には友人としての顔、家族には家族としての顔。場面に応じて、見せる自分を使い分けている。
でもLINEでは、その区別がつけにくい。グループワークのメンバーも、親友も、家族も、同じ「友だちリスト」に並んでいます。
業務連絡的なやり取りだけで終わるはずだった相手にも、プライベートな自分が見えてしまう。
デジタルの世界でも、もう少し気軽に「内と外」を分けられたらいいのに。そう思うことはありませんか。
目的ベースのコミュニケーションに、関係ベースのツールしかない
考えてみると、グループワークもイベントも短期バイトも、本質的には「目的ベース」のコミュニケーションです。
- 目的がある(課題を終わらせる、イベントを楽しむ、仕事を回す)
- 用件がある(情報を共有する、連絡を取り合う)
- 目的が達成されたら終わる
関係性を築くことが目的ではありません。
でも、使えるツールはLINEやInstagramのような「関係ベース」のサービスしかない。
だから、目的ベースのコミュニケーションをするために、関係ベースのつながりを作らなければいけない。
この構造自体に無理があるのではないか、と思っています。
LINEの場合
グループを作るには友だち追加が必要です。オープンチャットという機能もありますが、あれは完全匿名で、見知らぬ人同士が使うことを想定しています。
「実際に会っている人と、友だち追加なしで連絡を取りたい」というニーズには合いません。
また、LINEには多くの機能が搭載されています。
確かにシームレスにさまざまな機能を使うことができますが、それ故に少し利用が煩雑になってしまっています。
よりシンプルで、目的ベースのコミュニケーションに適したチャットツールがあっても良いのではないかという思いがありました。
SlackやDiscordの場合
アカウント登録が必要で、結局相手のIDがわかってしまいます。
ワークスペースやサーバーの管理も必要なので、ちょっとした連絡に使うには重すぎます。
どのツールも「継続的な関係」を前提に設計されています。
欲しかったのは、最初から「終わること」を想定したチャットでした。
だから新しいアプリを作っています
私たちは「KokoTalks(ココトーク)」というアプリを開発しています。
コンセプトは 「ワンタイム・チャット」 です。
URLやQRコードを共有するだけで、その場ですぐにチャットを始めることができます。
ワンタイムチャットとは:友だち追加なしで使えるグループチャット
ワンタイムチャットは、リアルで関わる人と連絡先を交換せずにチャットできる仕組みです。完全匿名でもなく、友だち追加でもない、ちょうどいいつながり方を提案します。
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アカウント登録なしで参加できる 参加するだけならアプリをインストールするだけ。メールアドレスもパスワードも必要ありません。
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個人情報を交換しない 電話番号もSNSアカウントも、相手に教える必要がありません。プロフィールも見られません。
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ルームが閉じれば関係性も終わり ルームを閉じれば解散です。友だちリストに残り続けることもありません。
目的ベースのコミュニケーションには、目的ベースのツールがあっていい。そう考えて作っています。
具体的な利用シーン
1. 大学のグループワーク
課題が終わればルームを閉じるだけです。プライベートのSNSを教える必要はありません。グループワークはグループワークで完結します。
2. セミナー・ワークショップ
QRコードを共有すれば、参加者全員がすぐにチャットに参加できます。情報や感想の共有・意見交換などを一つの場所で行うことができます。
イベントが終わったら解散。後に残るものはありません。
3. 短期・派遣バイト
その日限りの業務連絡に使えます。仕事が終われば、つながりも自然にリセットされます。
4. 合コン・交流会
いきなりLINE交換はハードルが高いですよね。まずはKokoTalks(ココトーク)でつながっておいて、本当に仲良くなりたい人とだけ後から連絡先を交換する、という使い方ができます。
目的があるなら、目的で完結していい
すべてのコミュニケーションが、長期的な関係に発展する必要はありません。
グループワークが終わったらルームを閉じる。イベントが終わったら解散する。バイトが終わったらリセットする。
プライベートはプライベートのまま。目的ベースのやり取りは、目的の中で完結する。
デジタルでも「内と外」を分けられる。そういう選択肢があってもいいのではないでしょうか。
連絡先を交換しなくていい。プロフィールを見せなくていい。用が済んだら終われる。
目的ベースのコミュニケーションのための、目的ベースのツール。
KokoTalks(ココトーク) は、現在リリースに向けて開発を進めています。